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27才

ギターをやってる知り合いが、間もなく27才になるとかで、いろいろと思うところがあるようだ。

なるほど、そうかもな。27才で死んでいったロックンロール・レジェンド達。古今東西、その年齢前後のバンドマン達の甘いロマンティシズムでこすられ過ぎている話でもある。逆にそこで引っかかるのは、普通過ぎて少々つまらないような気もする。そんなことを率直に話すと彼は少しバツが悪そうだった。

いや気にするなよ。

こんなことはただの個人の感想。

 

そう、個人の感想だ。

だから27才で死んでいったレジェンドの話になると、様々な人物を思い浮かべ、僕がそこに連ねるのが漢詩の李賀だ。

 

漢詩の好きなところは、どのようにも読み解くことが出来る気がするし、また理解しないままでおいても、それを良しする味わいがあるところ。

漢字への親近感と、かろうじて読むことが出来る自分とのバランスがちょうどいい。また酒がよく登場するのも良い。アカデミックな佇まいが苦手な僕は、それだけで親近感が沸く。

 

李賀は「漢詩の手法や、道筋をことごとく無視した」と称される。今で言うパンクスやアウトローと呼ばれる人物だったのかもしれない。

現在でも使用される「鬼才」という言葉は、もともと李賀を評するために生まれた固有名詞という。

浅学非才な僕が持って語るべくもないが、何度読んでもそのたびに違う印象と想像。読むと心の中で李賀が詠う。そして自分の中の言葉で置きかえて何度もその景色を楽しむことができる。

 

錚々たる心の中のロックンロール・レジェント達と李賀。

美しく完結したような27才の生涯は、生き過ぎたのか足りていないのか。

 

飛光飛光

勧爾一杯酒

 

飛び去る光に、一杯の酒を