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ギャンブラー

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晴れて雨が降って季節が移って、食べ物が変わったり着るものが変わったり、なんとなく穏やかに自分と世界のルーチンの中で日々を過ごしていると、退屈なことが何より苦手な僕たちは、とりあえずテーブルの上にあるものを全部ひっくり返してしまいたくなる。

 

勝負をする

 

この言葉には人を幻惑する魔力がある。目標に向かって道を突き詰めるというのではなく、人からの賞賛を得るためでもなく、ただ勝負のために勝負をするということ。

使われていない感性に自覚があるなら、自分がどんな人間なのか知りたいなら、時々ギャンブルをしてみるといい。

自分は何を決断出来き、何を恐れ、本当は何が欲しかったのかわかってくる。勝って慎み、負けても乱れないことを学べる。

残念ながら僕たちの生活の中でそれを経験出来る機会はほとんどない。人生の中で勝負を迫られる場面は待った無しの一発勝負。勝った後の準備も出来ていないが勝てればまだ良し、負けでもしたら目も当てられない。その後の所作を知らないために傷口が何倍にもなってしまう。

 

一番大事なのは

 

「本当の自分をわかってほしい」なんて気持ちは全く不要なものだ。は誰にも自分を理解させないこと。勝負手を打つ時に、相手に手の内を読まれることほどまずいことはない。

誰とでも仲良く元気で幸せな人間関係の中で目標に向かって頑張っている。そんな人間が勝負に勝てるわけがない。だけどそれは幸せじゃないということじゃない。

誰かと心をひとつにするということと、孤高の場を持つということは、どちらも大切で矛盾もしない。

 

前者ばかりが、もてはやされるようだが。